八王子駅前の商店街で「古本まつり」-関東近郊から古書店19店集う

これまでの「八王子古本まつり」の模様。今回は新規4店を含む計19店舗の古書店が参加するほか、ライブイベント等も行われる。

これまでの「八王子古本まつり」の模様。今回は新規4店を含む計19店舗の古書店が参加するほか、ライブイベント等も行われる。

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 八王子駅前の西放射線通り商店街(ユーロード)で10月8日から、古書をテーマとしたイベント「八王子古本まつり」が行われる。

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 同まつりは昨年10月に初めて開かれ今回で3回目。「古書げんせん館」(八王子市中野上町5)を中心とする「八王子古本まつり実行委員会」が主催する。キャッチコピーは「ふるいのも、あたらしいのも、キラキラできる」。関東近郊の古書店などが参加し、「開催中に『次回開催はいつなのか?』という質問がいくつも寄せられるほど好評」と古書げんせん館の坂田昌子さん。

 今回のテーマは「生物多様性」。今月、愛知県名古屋市で「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が開かれることを受けてテーマに据えた。「自然の多様性、生き物の多様性を守るためには人間の文化の多様性が大事。古いと捨ててしまったものを見直す時代に来ている」と坂田さん。「『古いものが新しい』というコンセプトは古本にぴったり」とも。

 メーンイベントである古書の販売では、東京・埼玉・千葉・神奈川から19の古書店が出店。一般書や美術本、児童書や歴史書などさまざまなジャンルの古書が一堂に集う。今回はブックステーション(国立市)、坪井書店(板橋区)、飯島書店(新宿区)、文省堂書店(新宿区)の4店舗が初参加。古書の取り扱い数も増やした。今回のテーマに合わせ、「生き物の本の特集を組み、たくさん扱う」と坂田さん。このほか、「3冊100円テント」「八王子&多摩テント」などテーマ別のテントも用意する。

 一般が自分の本を持ち寄る「一箱古本市」や、ユーロードに店を構える店主が自分の読んでいる本を紹介する「商店街の古本露店」など、さまざまな催しも開催。このほか、八王子の社会福祉施設や作業所で作られた手作り雑貨などを販売する「ゆるゆるライフスタイルテント」や生物をテーマにしたイベントを行う「いきものキラキラ広場」などのスペースも登場する。

 期間中、9日~11日の3連休に合わせて、横山町公園(横山町)に設ける特設ステージでは「横山町音楽祭」と題したイベントも開催。「八王子はすてきなライブハウスの宝庫。5つのライブハウスで演奏しているアーティストたちが出演するほか、ベリーダンスやインド舞踊も行う」と坂田さん。

 開催時間は10時~19時。今月12日まで。

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