八王子で「不便さを楽しもう」テーマにイベント-浅川の河川敷を会場に

昨年行われた「みんなちがってみんないい」の模様

昨年行われた「みんなちがってみんないい」の模様

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 八王子市庁舎前の浅川河川敷で5月29日、国際交流や多文化共生をテーマとしたイベント「みんなちがってみんないい」が開催される。

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 2008年から毎年5月末に同所で行われている同イベント。2007年まで15回にわたって開催されていたイベント「国際交流みんなちがってみんないい」を発展させたもので、今回で4回目、通しでは19回目になる。

 メーンテーマは「河原で不便を楽しもう!」。「使い捨て容器を使わない、電気はソーラー発電、車は使わないで歩きや電車・バスなど使って来場していただくなど、ちょっとした不便を楽しくやる」と同実行委員会代表で喫茶店「馬天使」(明神町3)の穂高さん。「この社会で一緒に暮らしている外国人や障害を持っている人たちなど、いろいろな人たちが集まって楽しい時間を持てないか、ということから始まった」

 河原の空間をステージ代わりにさまざまな催しを行うなど、毎年工夫してイベントを行っている。「幸いにしていろいろな方から面白いイベントだといわれ、年一回だが続けてくることができた」と穂高さん。

 当日は河川敷に2つの広場を設け、アイヌ民族の歌と踊りを伝える「SANPE & ヤイレンカ」や「三線テーゲーの会」、ジャズと民族音楽を融合させた「ロッサ」などさまざまアーティストがライブイベントを繰り広げる。岩手県の岩泉町小本に伝わる郷土芸能「中野七頭舞」を舞う「一の会」など踊りやダンスの披露も予定。

 市内に牧場を持つ磯沼ミルクファーム(小比企町)による「羊の毛刈り」「子牛の散歩」などの体験型イベントも開催。各所に設けるテントにはエスニック雑貨を扱うブースやペルシャ料理、ケバブなどの露店も並ぶ。「人間ジュークボックス、自転車発電でシャボン玉を作る体験なども人気がある」と穂高さん。

 会場では公式パンフレット(300円)購入者を対象に西アフリカの太鼓「ジャンベ」やオーストラリアの民族楽器「ディジュリド」などが当たるくじ引きを実施。宮城県都城市出身で八王子を中心に整体師として活動している松本智子さんが描いた今年のイメージイラスト「空飛ぶくじら」をキービジュアルにしたオリジナルTシャツ(1,800円)なども販売する。このほか、東日本大震災への義援金を受け付ける募金箱や1口500円の「ワンコイン協賛」も実施。集めたワンコイン協賛金は全額義援金に充てる。

 開催時間は10時30分~16時。入場無料。

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