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【八王子ビートレインズ特集】バスケットカウント Vol.2

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 2018年シーズンからB2リーグに参戦している「東京八王子ビートレインズ」。同チーム広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく。今回は、その第2弾。

 9月28日のシーズン開始から現在まで3勝12敗、同リーグ中地区で最下位という厳しい立場の「ビートレインズ」。11月に入ってからまだ1勝もしておらず、ホームゲームでの勝利も10月28日の「仙台89ERS」戦以来、遠のいている。11月16日・17日に行われる今月最後となるホームゲームの第9節「茨城ロボッツ」戦に注目が集まる。

 試合開催を前に次節の見どころを望月さんと共に伝える。

 

第9節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・望月舞子

−これまでを振り返って率直にいかがでしょうか?
望月 「開幕戦では多くの方に来場いただきましたが、2連敗という結果に終わりました。B3からB2のステージに上がり、対戦相手も強豪チームが増え、簡単に勝てる相手ではないことを痛感した2日間でした。チームの勝敗が全てとは思っていませんが、それでも『ホームで勝つこと』には大きな意味があると思います。選手たちは改めて八王子の人たちに応援してもらうこと、そのためには1分1秒を全力でプレーしなければならないと再認識しました」

−16日・17日に戦う「茨城ロボッツ」とは今回が初対戦ということになります。今節の見どころはどこになるでしょうか?
望月 「初年度から八王子に所属する背番号77・大金広弥選手がプロとしての経歴をスタートさせたチームです。背番号0・浅野崇史選手も所属していたことがあります。2人にとっても思い入れのあるチームです。茨城ロボッツはB1を目指しているチームなので、B2の中でも力のあるチームであることは確か。しかし、挑戦者らしく立ち向かいたいと思います」

−第9節では、今月15日に解禁を迎えるワイン「ボージョレ・ヌーボー」を踏まえた企画も用意しているそうですね。
望月 「『ボージョレ・ヌーボー』は来場いただいたお客さまの中から抽選で30人にプレゼントします。ボトル1本をプレゼントさせていただきますので、自宅でゆっくり『ボージョレ・ヌーボー』をお楽しみいただくことも可能です。抽選は会場内イベントブースで行います。観戦チケット1枚につき1回抽選が可能です」

−会場には「トレインズ神社」も設けられると聞きましたが。
望月 「前節より『トレインズ神社』を設けています。先日の試合では、七五三だったため家族で撮影する方が多くいらっしゃいました。ぜひ試合前には必勝祈願で神社にお立ち寄りください」

−今節への意気込みやファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
望月 「チームの要であったルブライアン・ナッシュ選手が負傷し、チームを離れることになりました。チームとしては苦しい状況が続いていますが、応援してくださるファンの皆さまもためにも前を向いて、自分たちのバスケットをしたいと思います。けが人が多い状況ですが、少しずつ復帰に向かっていますし、選手がそろうのも、もうすぐです。強くなる八王子ビートレインズを、ぜひ応援してください」

−ありがとうございました。

 11月16日(金)19時 TIPOFF
11月17日(土)14時 TIPOFF
会場=エスフォルタアリーナ八王子(メイン)
VS 茨城ロボッツ

 

Pick up Player|#11 ルブライアン・ナッシュ

 毎回、同チームの選手1人に迫り紹介する「Pick up Player(ピックアップ・プレーヤー)」。今回は10月28日の試合で左アキレス腱断裂の怪我を負い、手術のため戦線を離脱した背番号11、ルブライアン・ナッシュ選手に迫る。

 ルブライアン・ナッシュがバスケットを始めたのは6歳。母に勧められたのがきっかけだった。母も高校までバスケットをしていたため、二人でよくテレビでNBAを観戦していたという。NBAを観ているうちにマイケル・ジョーダンのファンになった。母に「マイケル・ジョーダンは素晴らしいプレーヤー。特に第4クォーターは彼をずっと見ていなさい」と言われ、食い入るように見た。今でもマイケル・ジョーダンは大好きなプレーヤーだ。ナッシュにプロ選手を意識したのはいつ頃か聞くと、「バスケットを始めた頃から、母に世界最高峰リーグであるNBAでプレーすることを目標にするように言われていたし、自分自身もそのつもりで始めた」という。小学生の頃から母がバスケットをするための環境を整えてくれた。そのため、中学時代は目立つ選手になり、複数の高校からオファーをもらった。その後、NCAA全米優勝経験を持つオクラホマ州立大学に入学。

 卒業後、プロのキャリアをスタートさせた場所は福島ファイヤーボンズだった。オファーをもらった時、自分のバスケットを仕事としてプレーさせてもらえることに感謝の気持ちでいっぱいだったという。「当時は英語も日本語も話せるコーチだったので、意思の疎通ができていたし、素晴らしい環境の中でプレーさせてもらっていたから、いろいろな記録を打ち立てることができたのだと思う。」とナッシュは福島時代を振り返る。その後もいくつかのチームで経験を積み、今シーズン、日本に戻ってきた。

 バスケットボールが大好きなナッシュ。それは彼の1つ1つのプレーから強い思いが伝わってくる。「プロバスケットボール選手という職業ではあることはもちろん、自分は誰よりもバスケットボールの試合が大好きなので誇りを持ってプレーしている」と語るナッシュ。

 八王子の子どもたちの目にナッシュの姿はどう映っているのか。きっと彼が小さい頃、母と一緒に観たマイケル・ジョーダンのように輝いているに違いない。

写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS

【東京八王子ビートレインズ】

2012年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。今シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグで戦っている。

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