11月も中旬を迎え、高尾山周辺では紅葉の見頃が間近となり、平日でもケーブルカーが80分待ちになるほど多くの人が訪れている。

　例年11月中旬から下旬にかけて紅葉が見頃を迎える同山。16日は月曜にもかかわらず、ケーブルカーの待ち時間が一時、80分になるほどの混雑に。フェイスブックで地元ユーザーがそのことを伝えると、「月曜日でこれですか」「平日なのに!?」などと話題となった。

　ケーブルカーを運行している高尾登山電鉄（八王子市高尾町）の担当者は、「11月は弊社にとっても待ち時間が一番長くなる時期。平日でも50分、1時間になることはある。特に15日以降の2週間は団体のお客さまもいるので混み合う」と説明する。

　「16日はいつもより伸びたように感じる。13日にTBSの『ぴったんこカン・カン』、14日にテレビ東京の『出没！アド街ック天国』で高尾が特集されたこともあるのでは」とも。同日にはテレビ朝日系列の「朝だ！生です旅サラダ」でも高尾山が取り上げられており、メディアで多く取り上げられたことも影響したと分析する。

　同山を通る6つの登山道のうち、6号路は29日までの期間中、8時～14時は混雑による危険回避を理由に登り一方通行に制限。高尾ビジターセンター（高尾町）でも通常行っているガイドウォークを中止とするなど対応を取っている。「紅葉のシーズンを迎えたことに加え、高尾599ミュージアムや京王高尾山温泉のオープンと、このところ高尾はメディアへの露出が多いので、いつもより混み合っているかもしれない」と注意を促す。