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シニア向けぬいぐるみ「おりこうのんちゃん」発売 時刻に合わせ「脳トレ」機能も

「おりこうのんちゃん」を手掛けるデジレクトの五十嵐貞治社長

「おりこうのんちゃん」を手掛けるデジレクトの五十嵐貞治社長

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 デジレクト(八王子市新町)が9月3日、音声認識機能を搭載したシニア向けぬいぐるみ「おりこうのんちゃん」を発売した。

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 昭和の懐かしい話題について会話ができるぬいぐるみ「くまの子くーちゃん」や、薬を飲む時間や健康に関する話題などをしゃべる「けんこうパートナー スマイルメディくん」などシニア向けのオリジナル商品を数多く手掛ける同社。8月28日には日本各地の名所やご当地グルメなど、さまざまな会話が楽しめるぬいぐるみ「ものしりパートナー 旅好き!はるちゃん」が「八王子市中小企業新商品開発認定制度」の認定商品になるなど評価されている。

 今回はコミュニケーション機能に加えて、脳のトレーニングを日常の習慣にできるよう、1日3回「のんちゃん」が問題を出す「脳トレタイム」を設定。ワード記憶や計算、しりとり、干支(えと)並べなど8種類のゲームを収録した。このほか、季節や時間帯によって変化する話を1600通り以上、童謡や唱歌などを30曲収録。ぬいぐるみとのコミュニケーションを楽しめるよう工夫した。

 五十嵐貞治社長は「脳トレはなかなか自発的にできないと思う。今回の最大の特徴は毎日3回、なんらかの脳トレをしようと『のんちゃん』が促してくれるところ。日常会話の中でも『魚偏に青って何だっけ?』のようにユーザーに考えさせるものも取り入れている。デザインはちょっと賢そうな小学生をイメージして作った」と話す。

 音声認識の技術は進んでいるが、「男性と女性で音域も違うので調整には苦労した。カラオケボックスのような環境の悪いところでも認識できるか試した。クラウドは使わずに電池を入れれば、すぐに楽しめることを目指した」と五十嵐さん。「対面的に会話しながら脳トレができるおもちゃというのは今までにないはず。脳トレのメニューもどういったものが楽しんでもらえるのかについて、お客さまのご意見を聞くなどして選定した。遊べる要素がいっぱい入っているので、アクティブシニアの方をメインに訴求していきたい」と意気込む。

 サイズは、幅=20センチ、高さ=26センチ、奥行き=16センチ。重さは約320グラム。定価は1万2,000円。全国の百貨店や玩具専門店などで取り扱うほかネット通販も行う。

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