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高尾山「天狗焼」累計販売500万個達成 販売開始から約12年で

3月9日14時頃に販売個数が500万個に達し、セレモニーを行った

3月9日14時頃に販売個数が500万個に達し、セレモニーを行った

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 高尾山を代表する焼き菓子「天狗(てんぐ)焼」の販売個数が3月9日、販売開始から500万個を達成した。

当日は「天狗焼」を買い求める人で長い行列ができた

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 「天狗焼」は、高尾登山電鉄(八王子市高尾町)が高尾山ケーブルカー・高尾山駅横で運営する「高尾山スミカ」で2007年4月から販売。黒豆を使ったあんと天狗の姿が特徴となっている。

 当日は500万個の達成が目前となったことを記念して、発売当時の120円で販売。多くの登山客らが買い求めに並び、店の前には長蛇の列ができるほどだった。

 14時過ぎには販売個数が500万個を達成。それに合わせて、販売コーナーの横に設けられた特設ステージでは、ちょうど500万個目を買い求めた客に対して、同社の船江栄次社長から記念品を贈るなどセレモニーが行われた。

 500万個目を買い求めたのは、横浜から初めて高尾山に登りに来たという高岡さんだった。登山帰りに立ち寄ったといい、「こんなことになるとは思っていなかった。忘れられない思い出になった」と話す。

 「高尾山スミカ」の前身である食堂「香住(かすみ)」の時代から販売している「天狗焼」。船江社長は、「黒豆は非常においしいもの。それをいかにおいしく炊いて、皆さまに提供できるかを考え開発した。高尾山名物ということでご愛顧いただいている」と話し、「12年かかったが、500万個の大台に乗ったのは本当にうれしい。感謝以外に何もない」とも。「『高尾山スミカ』は八王子の産品や八王子の姉妹都市である苫小牧市、日光市の産品なども積極的にPRする拠点。行きにも帰りにもお寄りいただきたい」とアピールする。

 価格は140円。

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