京王プラザホテル八王子（八王子市旭町）2階のメインバー「プラフォン」が4月23日、営業を終了する。

「プラフォン」では、カクテルなどを提供

　ホテルが開業した1994（平成6）年から営業を続けてきた同店。テーブル席19席、カウンター席8席を用意し、誕生月ごとに異なる「誕生石カクテル」（1,300円）などを提供する。今回、28年の歴史に幕を下ろすことにした。フェイスブックなどでは「八王子から『ホテルのバー』が消える」「寂しい限り」などの書き込みが寄せられている。

　同店はコロナ禍以降、3月24日まで営業を休止していた。営業終了に際し同ホテルの徳原透総支配人は「メインバー『プラフォン』をご愛顧いただきましたお客さまへ」と題したメッセージを発表。その中で、早期の営業再開を望む声が多数あったことを明らかにしながらも、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などを受け、「今般苦渋の選択となりましたことを、深くお詫び申し上げます」（原文ママ）とコメントを出した。

　現在はソーシャルディスタンスの確保のため座席数を減らし、営業時間も通常より短縮して営業を行っている。来店の際には事前に予約し、大人数での利用は避けるよう呼びかけており、混雑時は利用時間を2時間以内に制限することもあるという。バーに預けているキープボトルは、営業終了までに飲み切る以外に自宅に持ち帰ることも可能。閉店後3カ月間は同社で保管・管理するという。

　営業時間は18時～22時。日曜・月曜定休。