株式会社ユシロ(本社:東京都大田区、代表取締役社長:有坂 昌規)は、ライオンハイジーン株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:黒川 貴行)と共同で、独自の光触媒特許技術を応用した新製品を開発しました。主に、食品工場の現場で長年課題となってきた防カビ対策のソリューション製品として提供を開始します。
この共同開発を通じて、従来は金属加工油剤メーカー向けを中心としていたユシロの事業領域を、食品工場向けへ拡大し、新分野における事業展開を加速して参ります。

食品工場では、高温で多湿の環境であることに加え、食品由来の汚れが設備や建屋内に付着しやすく、カビの発生が恒常的な課題となっています。一方で、従来用いられてきた防カビ剤や従来型の光触媒コーティングでは生産品の安全性や生産設備の運用面の制約が大きいことから、十分な対策を講じることが極めて困難でした。こうした背景から、食品工場の現場では、安全性・機能性・使い易さを同時に満たす新たなソリューションが求められています。
そこで今般、ビタミンB2を活用した光触媒技術(特許第6950067号)を食品工場向けに応用できる可能性に着目し、食品分野に精通したライオンハイジーンとの共同開発を通じて、防カビ対策のソリューション製品の開発に取り組みました。
今回開発した製品は、ユシロの独自特許技術であるビタミンB2を活用した光触媒技術を、食品工場向けに応用した防カビ施工剤です。
対象箇所に本製品を塗り広げて使用することで、表面に防カビ層を形成します。食品汚れが一部残った状態であっても施工が可能で、生産現場での取り扱いやすさを考慮した設計としています。この施工により、従来は清掃後数日で再発生することの多かったカビに対し、2~3ヶ月にわたる防カビ効果が期待でき、清掃や再施工の頻度低減にも大きく寄与します。
この施工剤は、専門的な施工技術や複雑な管理を必要としない上に、食品添加物として使用可能な成分のみで構成されているため、食品を扱う現場でも安心して使用できる設計となっています。現場作業者が日常業務の中で扱いやすい、実用性の高い衛生ソリューションです。
なお、本製品は、2026年6月2日から開催される展示会「FOOMA JAPAN 2026」において、ライオンハイジーンのブースにて展示される予定です。
本共同開発では、ユシロが有する独自の特許技術を、食品工場といったとりわけ高い専門性と衛生環境が求められる分野で確実に実現することを大きな目的としました。
具体的には、安全性や使用可能成分の制約に加え、現場ごとの運用条件や管理方法が大きく異なることから、現場理解に基づいた提案が不可欠です。
そこで、食品工場向け製品開発、展開に豊富な実績と販売チャネルを有するライオンハイジーンと連携して、ユシロが技術開発を、ライオンハイジーンが現場要件の整理や実用化検討を担う体制を共同で構築しました。
パートナー企業の知見とネットワークを活かすことで、現場で顕在化している顧客課題を的確に捉え、クイックに応える製品開発とサービス提供を実現しています。
今後は、本共同開発を足がかりに、ユシロ独自のビタミンB2を活用した光触媒技術を食品工場分野で本格展開して参ります。安全性と省力化が求められる食品工場において、本技術は大きな強みを持っています。
防カビ用途にとどまらず、衛生管理全体へと活用範囲を広げ、製品ラインアップを拡充することで継続的なサービスの向上を目指します。
また、パートナー企業との連携を通じて、今の市場にない独自の技術とソリューションサービスを、新たな分野のお客様への展開を進め、新たな需要を創出することで、中長期的な成長につなげて参ります。
会社名 :株式会社ユシロ
代表者 :有坂 昌規
本社所在地:東京都大田区千鳥2-34-16
設立年 :昭和19年7月24日
資本金 :4,249百万円
事業内容 :金属加工油剤(切削油剤、圧延油剤、引抜油剤、プレス油剤、ダイカスト離型剤、さび止め油剤、洗浄剤等)、ビルメンテナンス製品(フロアメンテナンス用ワックスおよび剥離剤、洗浄剤、メンテナンス用機器)の製造・販売
公式HP :
https://www.yushiro.co.jp/
会社名 :ライオンハイジーン株式会社
代表者 :黒川 貴行
本社所在地:東京都台東区蔵前1-3-28
設立年 :昭和57年12月8日
資本金 :300百万円
事業内容 :厨房用洗浄洗剤等の製造販売、厨房用洗浄機器の製造販売、毒物および劇物の製造販売、クリーニング用洗剤の製造販売、衛生診断業務および衛生用品の販売、前各号の製品の輸出入業務,前各号に付帯関連する一切の業務
公式HP :
https://lionhygiene.co.jp/