八王子で「エコカー・フェスタ」-学生手作りソーラーカーなども一堂に

玉川大学のソーラー&燃料電池ハイブリッド車「オンディーヌ」

玉川大学のソーラー&燃料電池ハイブリッド車「オンディーヌ」

  • 0

  • List
  •  

 低公害車を一堂に集めて展示する「エコカー・フェスタ」が5月16日、八王子駅北口の西放射線通り商店街(ユーロード)で行われる。

[広告]

 同イベントは今回で7回目。市民団体や町会、自動車ディーラーやメーカーが一体となって行うイベントで、電気自動車やソーラーカーなどの低公害車を展示する。今回はトヨタやホンダ、日産や日野自動車などから市販のハイブリッドカーを展示するほか、大学や専門学校などに通う学生が初めて参加する。

 工学院大学(八王子市)は学生が手作りした6台のエコカーを展示。燃料電池を積んだゴーカートや電気自動車で四国八十八カ所をめぐる「四国EVラリー」で優勝経験がある「秋水」号や軽自動車を改造して作った電気自動車などが登場する。

 同大学の目玉は5インチゲージの燃料電池を搭載した電気機関車。2001年の製作後、水素を電気エネルギーに変えて走れるよう、2004年に80ワットの燃料電池2機に載せ替えた。今回は会場に直径14メートルの線路を置き、子どもたち10人ほどを乗せてデモンストレーションを行う予定。「大人はエコカーを見るだけで楽しめるかもしれないが、子どもたちは見て乗って楽しめるものが必要」と同大学講師でイベントを担当する住野さん。

 日本工学院専門学校蒲田キャンパス(大田区)は2007年の製作の「ドリーム・チャレンジャー 3号機」と昨年製作した「同4号機」の2台を携えて八王子に登場。マシンは秋田県大潟村などで開催されているレース「エコノムーブ」のために作られたもので、今回展示するものは山梨で開催された大会の際に出場したものだという。

 エコノムーブは決められたバッテリーに蓄積されたエネルギーのみを用いて一定時間内にどれだけ走れるかを競うレース。このため、マシンの形状などが成績を左右する。同校では7、8人の学生と教員が参加して約半年間かけて製作。毎回オリジナルのボディーで挑んでいる。金属加工などの作業もあるが、「専門ではない生徒が頑張っている」と同校の河村さん。「学生たちが工夫した2台の形状の違いをぜひ見ていただければ」(同)。

 玉川大学(町田市)は燃料電池と太陽電池による世界初のハイブリッドカー「アポロンディーヌ」と「オンディーヌ」の2台で参加。排出するのは水だけという「究極ともいえるエコカー」(同大学)で、2003年と2006年にそれぞれ学生たちの手によって生み出された。中でも「アポロンディーヌ」は2003年、オーストラリア大陸を横断する約4,000キロメートルのチャレンジに参戦している。

 また、サレジオ高等専門学校(町田市)も参加。学生が制作したソーラーカー「サレジオ」号を展示する。ソーラーカーには3輪のものが多い中、同車は4輪を採用し、重心の位置を低く取り、サーキット走行に適したボディーになっている。これまでに鈴鹿サーキットで開催されたソーラーカーレースや2004年に開かれたアテネオリンピックのプレイベントなどに出場。2007年にはオーストラリア大陸を縦断するソーラーカーの世界大会「ワールド・ソーラー・チャレンジ」にも参加し、「車体の安定性と走行性能は世界のトップクラス」(同校)と自信をみせる。

八王子経済新聞VOTE

「八経」こと八王子経済新聞に期待する記事は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース