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高尾山でケーブルカー開業100周年事業 車両刷新、隈研吾さんデザイン監修

ケーブルカーの新型車両(上段)、新しい高尾山駅(下段)のイメージ(画像提供=高尾登山電鉄)

ケーブルカーの新型車両(上段)、新しい高尾山駅(下段)のイメージ(画像提供=高尾登山電鉄)

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 高尾登山電鉄(八王子市高尾町)が5月29日、2027年のケーブルカー開業100周年に向け記念事業を始めることを発表した。

現在のケーブルカーの車両

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 高尾山内でケーブルカーを運行する同社。ケーブルカーは1927(昭和2)年に開業。ふもとにある「清滝」駅と高尾山中腹にある「高尾山」駅間の1キロの間、270メートルある高低差を約6分で行き来する。途中、同社が「日本一」という31度18分の急こう配があることでも知られる。

 2027年1月21日に開業100周年を迎える同社では今回、安全性の向上と高尾山の魅力向上を目指して、ケーブルカーの車両更新と高尾山駅の改築の2つの事業を展開する。事業総額は25億円。各事業のデザイン監修は、京王線・高尾山口駅舎の設計にも携わった隈研吾建築都市設計事務所(港区)が手がける。

 ケーブルカーは現在、「あおば号」「もみじ号」の2両を運行している。高尾登山電鉄によると、2008(平成20)年に4代目となる現在の車両を導入した際、客車部分を更新し、台車部分は1968(昭和43)年に製作されたものを用いたため、車両の全面的な刷新は、59年ぶりになるという。

 新型車両は製造を日本ケーブル(千代田区)、客車製造をスイスの車両メーカー・CWAが手がける。寸法は全長12.3メートル、全幅2.9メートル、全高3.2メートル。車掌を含めた乗車定員は現在の135人から102人になる。

 高尾登山電鉄の広報担当者は「秋の行楽シーズンなど繁忙期でも乗客数は100人以下にとどまっているのが実情。新車両も現行車両と同等のサイズを予定しており、輸送力に実質的な差は生じないと考えている」と話す。

 新型車両には天窓を設けるほか、内蔵バッテリーを採用し架線レス化も図る。「モミジの組子細工」「季節の移り変わりを表現するグラデーション」を融合したデザインにするという。運行開始予定は2028年3月。

 1月から改良工事が行われている高尾山駅については、新型車両の導入に合わせて駅を改築する。コンコースには大屋根を新設し、天井には木目調のアルミルーバーを採用する。駅務室なども建て替える。完成予定は2028年3月。

 高尾登山電鉄の広報担当者は「今後も皆さまに楽しんでいただけるようなさまざまな100周年記念事業を展開していく」と話す。

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