八王子ロマン地下（子安町4）で8月25日、都内を中心に音楽活動を行っているバンド「フラチナリズム」がオリンパスホール八王子（八王子市子安町4）で今月30日に行うワンマンライブ公演を前に「流し」を行い、地元でチケット購入を呼び掛ける「最後のお願い」を行った。

流しの最中、ライブのチケットを購入する客も

　ボーカルとエンターテーナーを務めるモリナオフミさん、ギターの田村優太さん、ベースのタケウチカズヒロさん、ドラムの都築聡二さんの4人から成る「フラチナリズム」。2012年から「八王子ロマン地下」で流しの活動を続けているほか、市内のケーブルテレビ局「J:COM八王子」（旭町）の開局25周年を祝う記念ソング「幸せのキセキ」も手掛けるなど八王子との関わりも深い。

　「まちと人と時々フラチナリズムが紡ぐ。八王子2000人のキセキ」と銘打つ今回のライブは2000人の集客を目標に据える。チケット自体も工夫し、「あなたのチケット」「あなたの友達のチケット」「あなたの友達の友達のチケット」の3枚つづりが1セットとなっているオリジナルチケットを用意する話題を呼んでいる。流しを始める前に「残り200枚くらい」とモリさん。

　当日は20時から流しを実施。メンバー全員、「男は皆バカばっか」と背中に入ったそろいのオリジナルTシャツに身を包み、ギターとタンバリンを片手に「ロマン地下」のフロアを練り歩いた。彼らのファンも多く訪れ、「幸せのキセキ」のほか、彼らの乾杯ソング「KAN＆PAI」などオリジナル曲も次々と披露。子どもたちの人気も高く、写真撮影にも追われていた。

　3時間にわたって繰り広げた今回の流しでは、50枚以上のチケットを販売。モリさんは「オリンパスホールまで5日。あとは突き進むのみ。みんなで楽しく笑顔になれるようにライブを作っていきたい」と意気込む。

　ライブは18時開演。チケットは各プレイガイドや通販などで販売中。料金はシングルチケット＝2,000円、オリジナルチケット（3枚つづり）＝5,000円。