八王子学生委員会「ハロー、ハチガク!」発刊 市民へ活動のアピール狙う

「ハロー、ハチガク!」を手掛けた井上さん(右)と前田さん(左)

「ハロー、ハチガク!」を手掛けた井上さん(右)と前田さん(左)

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 八王子学生委員会(八王子市旭町)は4月上旬から、同会の活動や八王子周辺の大学の部活動などを紹介する情報誌「ハロー、ハチガク!」創刊号の配布を始めた。

中央大、創価大の落語研究会による対談企画など、さまざまな内容を盛り込んだ

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 広域八王子圏の大学などに通う学生が学校の壁を越えて交流を図ることを目的に1996年に結成した同会。現在は各大学に所属する学生ら12人のメンバーで、5月14日に八王子駅近くの西放射線通り商店街(ユーロード)などで行う地域合同学園祭「学生天国」の運営などを進めている。今回は学生同士の横のつながりをつくることと市民に学生の活動を知ってもらおうと情報誌の発刊を企画した。

 創刊号では「○○学生コーナー」と題したページで「落語お笑い学生」をテーマに据え、中央大学と創価大学のそれぞれの落語研究会のメンバーによる対談を掲載。八王子で学生によるお笑いを盛り上げるためには何が必要かなどについて、それぞれの考えをまとめたもので、「八王子で一番知られている落語研究会があり、大会で結果を残している創価大学と活発に活動を行っている中央大学を引き合わせた」と同委員会の前年度副委員長で中央大学法学部4年の前田崚太朗さん。

 そのほか、昨秋開催の「八王子いちょう祭り」の場で行った公開取材の模様や、「八王子ベストグルメ」と題して中央大学、日本文化大学のそれぞれの食堂を紹介。八王子学生委員会の活動やメンバーを掘り下げたページも用意した。

 昨年6月から動き出し、委員会のメンバー全員で制作に取り組んだ。前年度委員長で中央大学法学部4年の井上史夏さんは「学生委員会はまだ知られていないところがあるので、学生同士のつながりを作っていくためにも活動を知ってもらわないといけない。(冊子作りを通して)メンバーが意外と楽しんでやっていることが分かり、きっかけもそれぞれ違っていて面白いものになった」と話す。

 今後は毎年度2冊のペースで発行を続けていく予定で、次号は今秋の発行を目指す。井上さんは「新しいことをやりたい学生に参加してもらいたい」と呼び掛ける。

 全12ページ。発行部数は2000部で、八王子市学園都市センター(旭町)などで無料配布する。

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