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押してみたくなるエレベーターボタンのアイデア募集 八王子のエレベーター部品メーカー

エレベーターで使われているボタンを集めた「1000のボタン」

エレベーターで使われているボタンを集めた「1000のボタン」

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 エレベーターの操作盤や表示機などを手掛ける島田電機製作所(八王子市大和田3)が1月25日、工場内の展示物「1000のボタン」に新たに設置するエレベーターのボタンのアイデア募集を始めた。

「絶対に!押すな」などオリジナルのボタンも展示

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 1933(昭和8)年創業の同社。2013(平成25)年に世田谷から八王子に移転。エレベーターホールに設置される到着灯や押しボタンなど、エレベーターの意匠にまつわるさまざまな製品を手掛ける。

 「1000のボタン」は、一般向けに開いている工場見学「工場のぞきみ見学会」のコースの途中に用意しているもの。壁一面にエレベーターのボタンが並んでおり、扇風機マークのボタンなど国内外で実際に使われているもののほか、「絶対に!押すな」と書かれたボタンや同社のマスコットキャラクター「ボタンちゃん」をモチーフとしたものなどエレベーター内に設置するボタンを1048個展示している。ボタンは実際に押すことができ、制限時間内に何個のボタンが押せるか競う「30秒早押しチャレンジ」などの企画も人気となっている。

 今回、「1000のボタン」の大規模リニューアルを計画。これを受けて、一般から新たに設置するボタンのアイデアを募ることにした。同社担当者は「『1000のボタン』が皆さまに注目されている今、マニアックなボタンの面白い世界を伝え、より楽しんでもらえるよう、今回のリニューアルを企画した」と説明する。テーマは「あったらイイな!こんなボタン」で、「実際にはないが押してみたくなるようなボタン、実際にあるボタンの改良アイデアを募集する」とも。

 採用したアイデアを「1000のボタン」に設置するほか、社長賞・社員賞・グッドデザイン賞の3つを用意し表彰する予定。受賞者にはアイデアを基にしたボタンのキーホルダーを進呈する。「世界に1つだけの、自分だけのエレベータ―ボタンキーホルダーを手に入れるチャンス」とアピールする。

 「工場のぞきみ見学会」は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い1月から開催を休止しているが、担当者は「一般の方や八王子市内の小・中学校、美術大学の学生など多数の方からアイデアを募り、よりパワーアップした『1000のボタン』にリニューアルする」と意気込む。

 応募は同社のツイッターやインスタグラムのダイレクトメッセージのほか、メールでも受け付ける。イラストを付け、色や形も分かるようにして送るよう呼び掛けている。締め切りは2月28日。採用となったボタンは4月1日に同社ホームページやSNSで発表する予定。

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