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八王子経・年間1位は「サマーランドのアトラクション、36年の歴史に幕」

9月25日に営業を終了した東京サマーランドの「トルネード」

9月25日に営業を終了した東京サマーランドの「トルネード」

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 八王子経済新聞の2022年年間PV(ページビュー)ランキング1位は、東京サマーランド(あきる野市上代継)のアトラクションの営業終了に関連する記事だった。

日野市豊田に本店を置く「紀の國屋」

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 ランキングは、今年1月1日から12月15日までに配信した188本の「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。上位10位は以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. サマーランド、アトラクション営業終了で「ありがとうキャンペーン」 36年の歴史に幕(9/8)

2. 和菓子店「紀の国屋」廃業、日野市・豊田の「紀の國屋」は通常営業(5/19)

3. 「佐久間製菓」廃業へ 八王子に工場、近年は地元オリジナル商品も展開(11/10)

4. 東京サマーランド、「トルネード」など36年の歴史に幕 跡地に新たなプール建設へ(7/25)

5. 多摩初のクラフトジン蒸留所「東京八王子蒸溜所」 オリジナル商品も(3/2)

6. 八王子で「航空祭ファンの集い」第2弾 「八王子航空基地プロジェクト」も始動(7/21)

7. 「八王子いちょう祭り」開催へ デジタルスタンプラリーや関所巡りも(11/14)

8. 八王子で「TOKYO FARM VILLAGE」開業へ 磯沼ミルクファームの丘に(10/6)

9. 八王子・中町「桑都テラス」開業へ LITTLEさんプロデュースの店も(11/25)

10. ムラウチホビー八王子店、7月24日に閉店 48年の歴史に幕(6/14)

 1位と4位は東京サマーランドの屋外遊園地「スリルマウンテン」にあるアトラクションの営業終了に関連する話題だった。同園唯一のコースター「トルネード」と回転型空中ブランコ「ウェーブスウィンガー」の2機種は9月25日に営業を終了。稼働開始から36年の歴史に幕を下ろした。跡地には2024年夏の開業に向けて、新たなプールが造られる。

 1位の記事は営業終了直前に行われたキャンペーンを紹介したもので、現在も遊園地エリアで撮影した思い出の写真を募集する「ありがとうフォトコンテスト2022」が行われている。応募締め切りは12月31日。

 2位は和菓子店を展開していた「紀の国屋」(武蔵村山市)の廃業発表を受け、日野市・豊田に本店を置く和菓子店「紀の國屋」(日野市多摩平1)は通常営業を続けていることを伝える記事だった。当時、「国」の字が旧字体であることを除くと同じであるからか、ツイッターなどでは「紀の國屋」が廃業したと勘違いする書き込みが見られていた。

 4位は缶入りあめ「サクマ式ドロップス」などの商品で知られ、八王子に工場を持つ佐久間製菓(豊島区)が廃業するとの情報を企業信用調査会社「東京商工リサーチ」(千代田区)が公開したことを受け、八王子で話題になったことを伝えた記事だった。記事掲載後、ツイッターでは「近所に住んでたのでさみしい」「火垂(ほた)るの墓に出ていたサクマ式ドロップスの缶が…」「八王子の会社というイメージがあっただけにショック」(以上、原文ママ)などの声があった。

 1974(昭和49)年に開業したホームセンター「ムラウチホビー八王子店」(大和田町5)が、48年の歴史に幕を下ろすことを知らせる記事が10位に入ったことを含めて、今年は廃業・閉店の話題が注目を集めた。

 事業開始や開店など前向きな話題も多く読まれた。中でも、クラフトジンを製造する「東京八王子蒸溜(じょうりゅう)所」(椚田町)が操業を始めたことを伝える記事は5位にランクイン。8位は磯沼ミルクファーム(小比企町)が運営するショップやバーゼル洋菓子店(高倉町)のカフェ、小比企町に農園を持つ中西ファームの野菜の販売コーナーがある「TOKYO FARM VILLAGE」(小比企町)の開業を伝える記事だった。飲食店や物販店など複合機能を備えた施設「桑都テラス」(中町)の開業を伝える記事は9位に入った。

 6位の「航空祭ファンの集い」、7位の「八王子いちょうまつり」のほか、ランク外だったが、14位に「日本一小規模なパンの祭典」をうたう「八王子一坪パンまつり」、15位に多摩ニュータウンで行われた「多摩ランタンフェスティバル2022」を紹介した記事が入るなど、広域八王子圏で行われるイベントを取り上げた記事も読まれた。

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