新選組をテーマにしたイベント「ひの新選組まつり」が5月13日・14日、高幡不動尊（日野市高幡）などを会場に行われる。

「隊士パレード」は日野宿周辺で行われる

　武蔵国多摩郡石田村（現在の日野市石田）で生まれた新選組副長・土方歳三の命日・5月11日に合わせて毎年行っている同イベント。今年は新選組結成160年と日野市の市制施行60周年の節目として行われる。

　メインイベントは、新選組隊士になりきって街を練り歩く「隊士パレード」。コロナ禍前の2019年以来、4年ぶりの開催となる。

　13日は高幡不動尊境内の特設会場で土方歳三、近藤勇、沖田総司などの配役を決める「隊士コンテスト」を行う。開催時間は12時～14時30分。同所では「土方歳三の恋人・高幡不動きものクイーンコンテスト」も行う。同日、甲州街道・日野宿周辺では、直径約10センチ、高さ約40センチ、重さ約1キロのスタンプを押して回る「スタンプラリー in 日野宿」なども行う。

　14日は、前日のコンテストで決まった役の人と共に甲州街道・日野宿周辺を練り歩く「隊士パレード」を行うほか、11カ所ある「屯所（とんしょ）」を巡り、各隊長の名前が入ったスタンプを集める「屯所めぐり」などを行う。パレード出発は14時。

　現在、イベントの開催に合わせ、日野駅、京王線・高幡不動駅周辺の飲食店などで「第26回ひの新選組まつり グルメMAP」を配布している。「日野宿版」「高幡不動版」の2種類を用意し、掲載店では5月14日まで、チラシ持参者を対象に特典を用意する。

　ウェブサイト上で日野市と新選組にまつわるクイズを解く「クイズ王段位認定」も行っている。今年で3回目。正答数に応じて段位を認定し、5問～8問＝「隊士」、9問～12問＝「組長」、13問～16問＝「副長」、17問以上＝「局長」に認定する。「隊士」以上に認定された人には新選組グッズが当たる抽選に応募できる。日野市担当者によると、段位が上がるにつれ、当選確率も上がるという。5月21日まで。