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高尾駅前の商業ビル、高尾ビールとコラボしリノベ 入居者向け説明会も

改修工事が始まった「京王高尾ビルアネックス」

改修工事が始まった「京王高尾ビルアネックス」

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 京王線・高尾駅前の「京王高尾ビルアネックス」(八王子市初沢町)が11月22日、来春の「KO52 TAKAO」開業を前に、テナント入居を希望する人に向けた合同出店説明会を行う。

「KO52 TAKAO」のフロア構成

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 高尾駅から徒歩2分の場所にある5階建ての同ビル。京王電鉄が所有する。同社は今回、高尾エリアに住む人と事業者が交流できる「個商いが地域と出会うビル」をコンセプトに、2階~5階部分の大規模リノベーションを計画した。施設名称の「KO52 TAKAO」は、高尾駅の駅番号である「KO52」と、「どうぞご自由に」の2つの言葉をモチーフにしたもので、2024年春に開業する予定。

 高尾ビール(下恩方町)が事業パートナーとして参画し、2階には同社のマイクロブルワリーやタップルームを展開する。イベントスペースも設け、ビルの入居者によるポップアップショップやギャラリーイベントなどを行っていくことにしている。

 3階~5階は商店、事務所として希望者に貸し出す。初期費用を抑えて高尾エリアで開業したい事業者に向けて、3階のフロアには10区画を設けるなど区画を小さくして提供する。4階にはランニングシューズ・スポーツグッズの販売などを手がけるストライド(多摩市一ノ宮2)、トレイルランニング専門ブランド「Answer4(アンサーフォー)」(八王子市初沢町)の出店が決まっている。

 今回は3階、5階に用意する12区画への入居を希望する人に説明会を行う。会場は京王線・高尾山口駅前のホテル「タカオネ」(高尾町)。18時開催。オンラインでの参加もできる。参加には事前の申し込みが必要で、締め切りは11月21日23時59分。今月27日にも説明会を行う。

 高尾ビールの池田周平社長は同ビルの開業後、テナントとして入居した事業者の交流やコミュニティーづくりなど運営のサポートも手がける事になっている。

 「コロナ禍が一つの契機だったようにも思うが、クラフト品の作り手や、スモールオフィスを構える方々が高尾駅周辺に増えてきた。この施設に入居することが、高尾での働き方の選択肢の一つになるとうれしい。山と街の間という高尾の特性を生かして、楽しくヘルシーに働き、お客さまを笑顔で迎えることが目標。個人的には朝に登山道を歩いてから出勤して、山に沈む夕日を眺めながら帰宅する、自然を感じるライフスタイルを実践しようと思っている」と池田さん。

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