京王電鉄が1月20日、高尾山にあるそば店などと連携して「冬そばキャンペーン」を始めた。

スタンプ台紙を兼ねたイベントのチラシ

　「冬そばキャンペーン」は、今回で22回目。同社とキャンペーン実行委員会が共同で企画し、高尾料飲組合と高尾山商店会が協力する。高尾山では消化吸収の良いそばと「とろろ」を組み合わせた「高尾山とろろそば」が親しまれており、このそばの魅力を発信する目的で毎冬行っている。

　麓や山内にある14店が参加する。高尾山ケーブルカー・高尾山駅横の「高尾山スミカ」や山の中腹にある「十一丁目茶屋」、山頂の「やまびこ茶屋」、曙（あけぼの）亭、日光屋、琵琶家別館清流亭、橋詰亭、栄茶屋、高松屋、高尾山高橋屋、飯島屋、大見晴亭、紅葉屋本店、むぎとろつたやの各店。

　京王線各駅などでは現在、100円分の割引券を3枚付けたチラシを配布している。割引券は各店で500円以上のそばやうどんを食べる時に使うことができる。

　チラシはスタンプ台紙を兼ねており、参加店で500円以上のそばやうどんを注文した人にスタンプを押す。スタンプを2つ集めた先着2000人に、高尾山口駅横の観光案内所「むささびハウス」で、オリジナルピンバッジを進呈する。

　そば店3店か、そば店2店と高尾山商店会の23店のうちの1店でスタンプをもらい、京王線・高尾山口駅に設置する応募箱に投函（とうかん）した人を対象に、45人にファスナーポケット付き保冷温ショルダーバッグ、10組20人に日帰り温浴施設「京王高尾山温泉／極楽湯」か、「高尾山さる園・野草園」、「トリックアート美術館」の招待券を進呈する。

　キャンペーンの展開に合わせて、2月24日には有料座席指定列車「Mt.TAKAO号 1号」として、9時新宿発高尾山口行きの「高尾山冬そば号」を運行する。乗車客にはオリジナル箸や高尾山ケーブルカー・清滝駅横で行われる「ふるまいそば」の無料試食券を配布する。乗車には運賃のほか、座席指定料金410円が必要。「ふるまいそば」の開催時間は10時～11時。

　3月10日まで。