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東京造形大学で「国際アニメーション・デー」-ウクライナアニメの上映も

国内3カ所で開催される「国際アニメーション・デー2010」。ポスターは「ベルギーアニメの父」として知られるラウル・セルヴェさんが描いた

国内3カ所で開催される「国際アニメーション・デー2010」。ポスターは「ベルギーアニメの父」として知られるラウル・セルヴェさんが描いた

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 東京造形大学(八王子市宇津貫町)で10月28日、世界のアニメをテーマとしたイベント「国際アニメーション・デー2010」が行われる。

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 国際アニメーション・デーは1892(明治25)年10月28日、仏パリのグレヴァン博物館でシャルル・エミール・レイノーが世界で初めてアニメを上映したことを受け、フランスに本部を置く「国際アニメーションフィルム協会」が制定。2002年から各国で同日にアニメに関する催しが行われている。

 日本では2005年からイベントを行っており、今年は同大学のほか、広島、京都の計3カ所で開催。東京での開催については、同大学でクロアチアのアニメの研究などに取り組む越村勲教授が中心となって計画を進めてきた。「東京造形大学にはアニメーション専攻もあるし、実験映画制作・研究の伝統があり、それが今の大学のアニメーション作りにつながっている」と越村さん。「ここ数回、広島のアニメーションフェスティバルに深くかかわってきた。大学事務局や学内のアニメーション専攻の人たちと一緒に今回の開催に踏み切ることにした」。

 イベントに合わせ、さまざまなアニメ作品を実際に見ることができる上映会を開催。ウクライナで作られた作品を特集した上映会も行う。「ウクライナのプログラマーが1996年から2006年の間に制作された質の高い作品を選んでくれたもの」と越村教授。会場は同大学1号館1階視聴覚教室と「CS PLAZA」1階カフェテリア。上映は10時50分から。

 上映会のほか、アニメの現場でどのような人材が求められているかについての講演や「日本の実験映画とアニメーション」をテーマとしたトークセッションなど、さまざまなプログラムも開催。越村教授も研究テーマであるクロアチアのアニメの歴史などをテーマに講演を行う。「今回はいわゆるザグレブ派といわれるクロアチアアニメの特徴が形づくられる様子を具体的な作品を上映しながら見ていく」。会場は同大学4号館4E。越村教授の講演は15時から。

 イベントには学外からの参加も可能。入場無料。

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