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八王子で「MOA美術館」の児童作品展-市内の個店で巡回展示も

壁一面を使って子どもたちの描いた作品を紹介

壁一面を使って子どもたちの描いた作品を紹介

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 八王子市の文化施設「いちょうホール」(八王子市本町)で11月15日・16日、「MOA美術館八王子児童作品展」が開催される。会場は同館第1展示室。

飲食店などでも子どもたちの作品を紹介

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 17年目の開催となる今回。静岡県熱海市の美術館「MOA美術館」(静岡県熱海市)の活動の一環として行われているもので、同館と市民有志による実行委員会が主催する。毎回、自由なテーマで子どもたちが描いた絵を集め、展示・表彰しており、今年は223点の応募が寄せられた。

 寄せられた作品の中から市長賞を始め約30人の子どもたちを表彰。このうち、最優秀作品に選ばれた作品については、MOA美術館で今後開催される予定の全国展で展示されるという。

 これまでいちょうホールでのみの展示となっていた同展。昨年からは市内の店などで巡回展も開催しており、今回は今月17日以降、ギャラリーカフェ「MODESTE」(元横山町3)やイベント交流スペース「マニeカフェ」(中町)、梅干し専門店「うめ八」(本町)、ものづくりが楽しめるカフェ「和RK(ワーク)」(台町)など約20カ所で開催する。「店に展示された1点物の子どもの絵は役割を持つようになり大人を元気にする」とプロジェクトに携わる谷本さん。「店の空間が一時的にパワースポットになる」とも。作品が展示される店の情報はフェイスブックで紹介している。

 展示に合わせて、一部の店舗では小学生を対象としたワークショップを開催するところも。「この作品展がボランティアや社会貢献をビジネスの中、おしつけのない形で実践するやり方のひとつの提案になってきている」と谷本さん。「出展した子どもたちの感想や家庭での変化などを吸い上げることが今後の課題」としたうえで、「ワークショップ等を通して、子どもたちの想像力をさらに高める取り組みができれば」と意気込む。

 いちょうホールでの展示時間は15日=13時~16時、16日=10時~15時。入場無料。

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