東京ビックサイト（江東区）で10月30日より開催される「第44回東京モーターショー2015」に、日野自動車（日野市日野台3）がブース出展する。

燃料電池バスのコンセプトモデルを紹介する市橋社長

　今回のモーターショーでは、「世界初公開」をうたう燃料電池バスのコンセプトモデル「FUEL CELL BUS（フューエル・セル・バス）」、同社の大型トラックをベースとした「日野プロフィア ハイブリッド」、小型トラック「日野デュトロ ハイブリッド」の3モデルを参考出品。大型観光バス「日野セレガ」や海外向けトラック「HINO500シリーズ」、ダカールラリー2014で実際に使用された「日野レンジャー」の実車なども並べる。

　「FUEL CELL BUS」は水素を燃料に自ら発電して走るもので、走行時の二酸化炭素排出量がゼロなほか、外部給電機能を活用することで、電動アシスト自転車や電動車いすと連携することも可能。

　「東京オリンピック・パラリンピックの輸送インフラの選択肢としてもお役に立てるよう取り組みを進めている」と同社の市橋保彦社長。「今回のモーターショーでは、燃料電池バスを中心にユニバーサルデザインの視点から考えた次世代のバス交通システムを提案する」とも。

　イベント期間中、メーンステージではダカールラリーに参戦する「日野チームスガワラ」のメンバーによるトークイベントを開く。開催日は10月31日・11月1日・3日・7日・8日で、それぞれ12時～12時30分、15時～15時30分。ダカールラリー参戦車の展示エリアでは、150キロあるタイヤを来場者の目の前でメカニックが交換するデモンストレーションも行う予定。

　開催時間は10時～20時（30日は12時30分から、日曜は18時まで）。一般公開は11月8日まで。