富士森公園（八王子市台町）をメイン会場に行われていた「全国都市緑化はちおうじフェア」が10月15日、1カ月間の会期を終え閉幕した。

富士森体育館で行われた閉会式の様子

　「みどりの丘の花絵巻はちおうじ2017」を愛称に行った同イベント。9月15日から富士森公園に加え、八王子駅近くの西放射線通り商店街（ユーロード）や八王子市夕やけ小やけふれあいの里（上恩方町）など市内6カ所のサテライト会場でもイベントを展開してきた。

　30日間にわたって行われてきた同フェア。入場者数はメイン、サテライトを合わせた速報値として70万人で、基本計画で見込んでいた想定入場者数の40万人を大幅に超えた。八王子市都市緑化フェア推進室の小池靖信主幹は「サテライトにも多数来場いただき、計画を上回るものになった」と話す。

　今月13日～15日の間には、会場の一つである富士森公園内の陸上競技場に作られた花壇苗の摘み取り、持ち帰る催しの参加整理券を配布するなどフェア終了に向け準備を進めていた。

　最終日には富士森体育館（台町）で閉会式が行われ、山口きらら博記念公園（山口県）をメイン会場に来年9月～11月にかけて開催される「全国都市緑化やまぐちフェア」へ向け、石森孝志八王子市長から村岡嗣政山口県知事に緑化フェア旗が引き継がれた。これにより市制100周年記念の中でもメイン事業だった同フェアは幕を下ろした。

　市では今後、陸上競技場など同フェアの会場となった場所の再整備などを進める方針。