八王子駅近くのみずき通りで4月22日、女性ユニットが歌やダンスを披露するイベント「ガールズ・ユニットフェス」が開催された。

ラジオ番組「そんな感じでサタデーナイト☆」のMCーkeiさん、DJーCOMさんの2人が司会を務めた

　甲州街道（国道20号）沿い・八日町交差点から市の文化施設「いちょうホール」（八王子市本町）がある本町交差点までの間にある同通り。同フェスは2011年秋に行われた「ガールズユニットのど自慢」以来、毎年春と秋に開催。今回は同通りの商店会が主催するイベント「みずき通り花と緑のフェスティバル」に合わせて行われた。

　これまで会場としていた甲州街道沿いのコインパーキングがコンビニエンスストアになってしまったため、今回からみずき通り沿いの駐車場に会場を移転。当日は八王子の最高気温として29度が観測される陽気の中、ステージ上ではご当地アイドルユニット「8princess（エイト・プリンセス）」ら13組がパフォーマンスを披露した。

　AKB48やAAAなど、さまざまなアーティストに楽曲提供を行っているミュージシャン・鳥海剛史さんらが審査を行い、8princessと代々木アニメーション学院がプロデュースするアイドルグループ「YOANI 1年C組」の2組が同点で優勝。しかし、「賞品を分けるわけにはいかない」という運営側の判断から、2組のメンバーによるじゃんけんという「延長戦」が行われ、結果、「YOANI 1年C組」が優勝の座を手にした。

　運営に当たり、東京工科大学のサークル「Advanced Creators」をはじめ地域の人も協力し盛り上げている。当初から企画に携わってきた地元の衣料品店「カトウ洋品店」（八日町）の加藤一詞さんは「運営側からは今回がベストという声が聞こえてきた」と話す。

　「商店街の高齢化が進み、上手に若い世代に引き継げないというのは全国どこでも同じ悩み。どうやったら若い力を注いでもらえるかが課題。幸い八王子には大学が多くある。4年間をどう過ごしてもらえるかが大切。個人的には住みやすい八王子というテーマでまちづくりを進めるのなら、世代を超えるコーディネートが必要だと感じている」とも。