京王れーるランド（日野市程久保3）など広域八王子圏のテーマパークや遊園地などが5月中旬から営業を再開する。

　東京都などを対象に新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が4月25日に発令されたことを受け、現在、商業施設の多くやテーマパーク、遊園地などが臨時休業に入っている。今月7日には、緊急事態宣言を月末まで延長することが決定。東京都は同日、12日～31日24時までの緊急事態措置を発表した。

　引き続き人流の抑制を最優先とし、都民には日中も含めた不要不急の外出・移動の自粛、事業者には休業要請やイベントの開催制限などを呼び掛けるものとなっているが、これまで無観客開催を要請してきた劇場やテーマパーク、遊園地などについては、人数の上限や営業時間の短縮、入場整理の実施などを要請する形に変更。営業再開への道を開く形となった。

　これを受け、各施設は対応策を発表。京王れーるランドは混雑時の入館制限の実施や入館時の手指消毒、体温計での検温など感染予防対策を実施した上で、今月13日から営業を再開する。隣接する子ども向け全天候型遊戯施設「京王あそびの森 HUGHUG（ハグハグ）」（程久保3）も同じく13日からの営業再開を決めた。

　サンリオピューロランド（多摩市落合）は、今月14日から営業を再開。事前チケットの販売は12日から再開するという。東京サマーランド（あきる野市上代継）の営業再開は15日を予定するが、「行政の方針などにより営業状況が変更となる場合もある」として、最新情報を公式ホームページで確認するよう案内している。

　商業施設では「iias（イーアス）高尾」（八王子市東浅川町）が8日、「大型商業施設に対する都からの休業協力要請意向も一層緊迫度を増している」として、営業再開の予定日を緊急事態宣言明けとなる6月1日へ変更。テナント従業員向けに明らかにするなど、それぞれ対応に追われている。