イベント「道草 ～旅する布市～」が2月18日・19日、京王線・高尾山口駅前にあるホテル「タカオネ」（八王子市高尾町）と日本庭園「高尾駒木野庭園」（裏高尾町）で開催される。

イベントのチラシ

　「日本遺産『桑都物語』推進協議会」が主催する同イベント。「全国のものづくりに出会う、交流市」をテーマに掲げ、八王子をはじめ、群馬、福島、岡山、愛知など全国各地の繊維産地から約40の工場、ブランドが出展し、生地や製品などの展示販売を行う。

　「タカオネ」では、倉敷帆布（岡山県倉敷市）、川端デニム製作所（京都府与謝野町）に加え、台湾の靴下ブランド「+10（テンモア）」などが出展する。八王子は「佐藤ニット」（八王子市大横町）などが出展する。事前予約制イベントとして、地元の整体院「やま施術院」（高尾町）によるガイドツアー「高尾オーダーメイドツアー」なども行う。18日は菓子店「Le Pin 喜代志」（絹ヶ丘2）が出店するフードブースも展開する。

　高尾駒木野庭園では、澤井織物工場（高月町）、石塚染工（元横山町1）などが出展。「特別な1着を仕立てる」として、坂本呉服店（横山町）は会場内で購入した反物の仕立て相談にも対応する。フードでは、かしわや珈琲（千人町3）などが出店するほか、19日は八王子総合卸売センター（北野町）で自家製サンドイッチなどを販売するカフェ「SEAFOOD MARKET（シーフードマーケット）」などが出店する。

　同協議会スタッフは八王子を「さまざまな地域を結ぶ交通と物流の要衝として栄えた地域。八王子市内のニットや染め工場のクリエーターたちをはじめ、岡山、福岡、会津など繊維産地の素材や技術を使って生み出した商品が並ぶ」と話す。当日は「裏高尾を旅するMAP」と題した地図を会場で配布し街歩きを促す。「全国の作り手との出会いと共に、裏高尾周辺の街の中にそれぞれの特色を発見してほしい」とも。

　開催時間は10時～16時。