八王子まつり実行委員会が4月20日、多摩地区最大規模の山車まつり「八王子まつり」を8月4日・5日・6日の3日間に開催することを決定した。

八王子の中心市街地からも花火を見ることができる「八王子花火大会」

　例年8月の第1金曜から3日間の日程で行われる同祭。甲州街道（国道20号）をメイン会場に山車やみこし、民踊流しやパレードなどさまざまなイベントを行う。開催は4年ぶりとなる。

　同祭は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「来場者・参加者・関係者の安全を確保できない」として、2020年から3年連続で中止となった。中でも昨年はポスターの掲示やパンフレットの配布を行うなど開催に向けた準備を進めていたが、感染者数急増により、開催の約1週間前に中止となった。当時、同祭の会長を務めていた石森孝志八王子市長は「市民の皆さまの安全を考慮し、断腸の思いだが、中止を決断した」と話した。

　八王子観光コンベンション協会（八王子市旭町）は4月28日、同祭関連行事として位置付けられている「八王子花火大会」について、今年は7月29日に富士森公園内にある野球場「スリーボンドスタジアム八王子」（八王子市台町）で行うと発表した。

　昨年は花火大会を行う代わりに、日時・場所は告知せず、観覧場所も設けない「サプライズ花火」の打ち上げを行った。同会スタッフは「今年は4年ぶりに約3000発の花火を打ち上げる。光の芸術である花火が大輪の華を添え、夏の夜空を彩る様子をぜひ楽しんでほしい」と来場を呼びかける。19時打ち上げ開始。荒天時は翌日に順延する。