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八王子のイタリアンレストラン店主が農業始める 収穫した野菜を店で活用

イタリアントマトなどを植え付け

イタリアントマトなどを植え付け

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 レストラン「Pizzeria SECONDO(ピッツェリア・セコンド)」(八王子市横山町、TEL 042-634-9572)店主の池田晃俊さんが八王子市内の畑で育てた野菜が現在、収穫時期を迎えている。

さまざまな野菜を栽培

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 八王子駅北口から徒歩5分、国道20号(甲州街道)・八王子駅入口交差点近くにある同店。2013(平成25)年1月にオープンし、2019年8月に現在の場所に移転した。店では、まき窯で焼いた「マルゲリータ」(980円)などのピザやパスタなどを提供している。席数はカウンター席を含めて34。2021年7月には京王八王子ショッピングセンター(明神町3)11階に姉妹店に当たる「ワンプレートカフェ DELI'S(デリズ)」も出店した。

 店主の池田さんは本業の傍ら、新規事業として農業に参画。当初は市内でシェア畑を借りていたが、今春から小比企町に農園を持つ中西ファーム協力の下、同園の隣の農地約100平方メートルを開拓しているという。

 イタリアントマト、トウガラシ、ナス、ニンニク、ピーナツ、バジルなどさまざまな野菜を育てている。店のインスタグラムでは池田さんが農業に取り組む姿を紹介している。収穫した野菜は店のメニューにも生かしているという。

 専属スタッフは設けず、池田さんが自ら野菜づくりに取り組んでおり、「最近は畑に力を入れている。1次産業から地元に貢献できたら。自然栽培で体に負担なく食べられるものを作りたい」と話す。農業を始めたことで、「野菜を作るのは本当に大変。みんな食べることを意識したほうがいいと思う」とも。

 今後は八王子市の「認定農業者制度」への認定なども含めて事業拡大を目指す方針。池田さんは「店に還元し発信もしていくことで、会社として新しいことを取り入れていこうと思っている。作った野菜の小売りもできたら面白い。1次作業が発展していけば、かなりいろいろなことにつながると思っている。いろいろな形で可能性を広げていくようなことができれば。1次作業で面白いことができれば、八王子も面白い街になるのでは」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時~15時(土曜・日曜・祝日と、9月は木曜限定)、ディナー=17時~24時。

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