「209系1000代回送ルート体験乗車イベント」が2024年1月27日、豊田駅を出発地点にして行われる。

出発地点の豊田駅

　JR東日本首都圏本部（北区）が企画した今回のイベント。同社の我孫子運輸区の社員による「録音専用列車シリーズ」第3弾の関連イベントと位置付ける。

　通勤形電車である209系は、1993（平成5）年に導入された。八高線などを走っているが、中でも209系1000代は、中央線快速電車のグリーン車導入準備による車両不足を補うため常磐線から中央線へと転属する形で導入された。今回は豊田駅で10両編成の回送電車に乗り、武蔵野線を経由して我孫子駅まで向かう。

　翌28日に「209系1000代録音専用列車で録る常磐線快速電車イベント」が行われるのを受け、列車を我孫子駅に送るのに合わせてイベントを行う。このため豊田駅を発車後、我孫子駅まで列車の扉が開くことはないほか、列車が我孫子駅に到着した後は現地解散になる。

　1組2人で1号車を貸し切る「1号車占有プラン」（1万5,000円）と、2号車～9号車の空いている席に乗車する「通常プラン」（定員50人、3,000円）の2つのプランを用意する。28日に行うイベントが中止となった場合は、今回のイベントも中止になる。

　同社広報担当者は「普段利用いただく機会の少ない線路を体験乗車いただくイベント。ぜひ209系1000代の車両を堪能できる貴重なイベントを楽しんでほしい」と説明する。

　開催時間は9時50分～12時。事前の申し込みが必要で、中学生以上が対象。申し込み受け付けは12月27日12時から、JR東日本が運営する通販サイト「JRE MALL」で行う。