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高校生開発「富士宮やきそばバーガー」限定復活-大竹高等専修学校・文化祭で

文化祭で盛況だった「やきそP”ANバーガー」のブース

文化祭で盛況だった「やきそP”ANバーガー」のブース

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 大竹高等専修学校(八王子市台町3)で11月5日・6日に行われた文化祭に、同校生徒が開発に携わったオリジナル商品「やきそP”ANバーガー(やきそばんばーがー)」のブースが登場した。

開発した生徒たち

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 家政科、食物科の2つを持つ同校。昨年から焼きそば専門店を運営するDERAUMA(神奈川県相模原市)のオファーを受け、共同で新商品を開発。富士宮やきそばの麺をバンズとして使い、味付けした鶏肉とレタスなどを挟んだ同商品を今年7月、同社が展開する富士宮焼きそば専門店「でらうまっ」で1カ月間限定で販売した。

 今回のコラボについて、「今までインプットはするがアウトプットをする場所がなかったので、生徒たちもすごく喜んでいた」と同校教諭の大竹嘉明さん。当初は有志が集まって放課後などの時間を使っての開発だが、年度が変わって生徒たちが卒業。そこで、今年度は3年生のカリキュラムに開発を取り込んだ。

 60~70人の生徒が企業とアイデアをすり合わせながら開発を進めた。中でも、こだわりのバンズは失敗から誕生。「高温で揚げるので、どうしても麺がカチカチになってしまう」と大竹さん。「その時、ある生徒が冷蔵庫にしまうところ間違えて冷凍庫に閉まってしまった。捨てようとしたところを調理の教員が揚げてみたことで、今の形が生まれた」

 同社が埼玉や千葉などで店舗展開していることもあり、実際の販売の際には生徒が商品を買うこと機会がなかったことから、文化祭での「限定復活」が実現。販売ブースには列ができ、生徒たちがその場でバーガーを訪れた客に手渡していた。「バーガーがどこか求める質問も多く、保護者の方なども待っていたのかも」

 今回の取り組みについては同校としても高く評価し、「アウトプットがあるということはすごくいいことだと強く感じた」と大竹さん。今後も企業とのコラボなどに取り組んでいく方針で、特に「生徒たちでも食べられる」として、八王子市内など地元の店舗や企業からのオファーに期待を寄せる。「我々としては高校生からいろいろなアイデアが出ることが勉強になった」とも。

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