八王子経済新聞の2021年年間PV（ページビュー）ランキング1位は、「海鮮市場 みなと食堂」（八王子市石川町）がオープンしたことを伝える記事だった。

2位には銭湯「福の湯」の閉店がランクイン

　ランキングは、今年1月1日から12月16日までに配信した189本のヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位は以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 北八王子に地元水産物卸が手掛ける食堂　定食や海鮮丼が人気に（11/8）

2. 八王子の銭湯「福の湯」閉店へ　66年の歴史に幕（9/17）

3. 八王子のスポーツクラブがキャンプ場開設　地元有志と森を整備（5/19）

4. 「ラウンドワン八王子店」跡にアミューズメント施設「クロスポ八王子店」　10月開業へ（8/26）

5. ダイエー、日野に「イオンフードスタイル」出店　スーパー「いなげや」跡地に（6/3）

6. 八王子発「旅するアウトドアショップ」　地元町工場の手掛けたアウトドア用品など販売（7/15）

7. 八王子・1カ月で800枚の「8億円札」配る　地元自動車販売店の女性部長（1/21）

8. 高尾山口駅前の「体験型ホテル」、7月開業へ　京王が4月15日から予約受け付け開始（4/12）

9. 八王子にカインズ、5月19日開業へ　大型商業施設「コピオ長房」へ出店（5/17）

10. 東京五輪・ロードレース競技の開催迫る　南大沢駅前がコースに、交通規制も（7/21）

　1位の「海鮮市場 みなと食堂」は、八高線・北八王子駅から徒歩約9分の場所に9月29日にオープンした。八王子総合卸売センター（北野町）で業務用水産物卸を営む「いずみフーズ」が手掛ける。店では「名物！みなと市場定食」（950円）などの定食のほか、「贅沢（ぜいたく）ねぎとろ丼」（1,100円）などの海鮮丼などのメニューを用意する。当初から多くの人に読まれ、記事の公開から1カ月で年間1位となった。

　2位は、1955（昭和30）年にオープンした銭湯「福の湯」（本町）が閉店することを伝える記事がランクインした。記事の公開後、ツイッターでは「懐かしい」「寂しい」などの多くの声が上がった。

　3位の上半期PVランキングでは1位だったプライベートキャンプ場「犬目の森キャンプ場」（犬目町）、4位の10月にオープンした屋内遊戯施設「クロスポ 八王子店」（万町）、5位の「イオンフードスタイル日野駅前店」（日野市日野本町）、8位の京王線・高尾山口駅前のホテル「タカオネ」（八王子市高尾町）、9位のカインズ八王子長房店（長房）と施設のオープンにまつわる記事も数多くランクインした。

　6位には八王子発のアウトドア商品などを扱うオンラインショップ「コンナヨルニワ」に関する記事が登場。8位の八王子中央ホンダ販売（大和田町3）の馬場眞由美さんが昨年12月ごろから、出会った人に「8億円札」を配り続けていることを伝えた記事もよく読まれた。10位には今夏に開催された東京2020オリンピックに関する話題が入った。