エレベーターの操作盤や表示機などの製作を手がける「島田電機製作所」（八王子市大和田3）が7月7日、「推」と書いた原寸大のエレベーターボタンのキーホルダーなど、「推（お）しボタンキーホルダー」の販売を始める。

無地のプレートは自分の好みにアレンジできる

　エレベーターで使われる本物のボタンをキーホルダーにするなどオリジナルグッズも販売している同社。今回は「推し活」を応援するグッズとして企画した。「推」「押」「開」「閉」の4つのボタンを用意し、それぞれ赤・青・黄・緑・紫・オレンジ・ピンク・白・黒・水色の10色、40種類を展開する。乳白色の無地のプレートも付け、文字を書いたり絵を描いたり写真を貼ったりとアレンジすることで、オリジナルのキーホルダーを作れるようにもする。

　同社広報担当者は「世界中で頑張る人を応援する新シリーズとして、自分の『推し』を自分だけの方法で応援できる『押しボタン』ならぬ『推しボタン』。あらゆる推し活に寄り添えるよう豊富なカラーラインアップを用意した」と話す。無地のプレートが4.2センチ角、ボタンの突起部分が3.5センチ角であることから、「プレートに写真などを貼る際は3.5センチ角内にしてもらえると重ねたときにきれいに見えるようになる」とアドバイスする。

　ボタンに使われるアクリル素材は耐久性に優れることから、「永久不滅の推しへの愛を表現するにぴったりのアイテム。エレベーター用意匠器具の専門メーカーの技と心のものづくりによって作られた、こちらの推しボタンキーホルダーを、エレベーターファンやボタンファン、弊社のファンの方に手にとっていただき、ぜひ自分だけの推し活を楽しんでほしい」とも。

　1933（昭和8）年創業の同社。エレベーターホールに設置される到着灯や押しボタンなど、エレベーターの意匠にまつわるさまざまな製品を手がける。実際に使われているものに加え、「お客さまの年収では押せません」「マヨネーズボタン」「休み延長」などオリジナルのエレベーターのボタンを1048個展示する「1000のボタン」を工場内に設けていることなどでも知られる。

　販売開始は同日17時。価格は1,800円。同社ネットショップで販売する。限定400個。売り切れ次第販売終了。発送は7月下旬ころから行う予定。