高尾山で4月3日、約2カ月間にわたって展開するイベント「高尾山若葉まつり」が始まる。

　同イベントは春の訪れに合わせて毎年4月から5月にかけて開催されており、今年で12回目。春の高尾山は新緑が美しく「春モミジ」とも呼ばれており、「秋の紅葉に勝る美しさと言われている」と同実行委員会。

　地元の「高尾山商店会」のほか、八王子観光協会、高尾山薬王院や高尾山でケーブルカーやリフトを運行する高尾登山電鉄なども協力して、期間中さまざまなイベントを展開する。今年はイベント直前に東日本大震災が発生したが、「今のところ予定通り実施する」と同商店会の小宮会長。

　イベント初日に当たる3日には、高尾山薬王院の僧侶らが登山客の安全を願う「御来山者安全祈願祭」をふもとの不動院・飯縄様前で10時から行う。17日には同院の「高尾山春季大祭」が行われ、山中にある「十一丁目茶屋」から同院本堂までの参道を子どもたち約100人が練り歩く「稚児パレード」も繰り広げられる。パレードは11時からで、子どもたちは1時間半かけて山頂にある本堂を目指す。

　高尾山の玄関口の一つである高尾山ケーブルカー・清滝駅前にはステージを設置。毎週土曜・日曜を中心に八王子の芸者衆による「祝いの舞」や野点の会、童謡コンサート、猿回しやパントマイム、マジック、大道芸などの演芸ショーなど、数多くのイベントが行われる。5月4日には八王子のローカル戦隊ヒーロー「転成合神ゲンキダーJ」のショーも予定する。

　5月29日まで。